第30回関東身体障がい者水泳選手権大会観戦記

 

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2016年6月11日、第30回関東身体障がい者水泳選手権大会が横浜国際プールで行われた。過去最多の選手が参加し、多くの大会新記録が樹立された。選手だけでなく、コーチや介助者も含めた全員が鼓舞し合う光景が多く見られ、温かみのある大会となった。

【さまざまな障がいがある選手たち】%e9%96%a2%e6%9d%b1%ef%bc%92

身体障がいには様々な種類があるため、障がいの種類や程度によってクラス分けがされ、同程度の障がいの選手同士でレースが行われる。そのため、足の力で泳ぐ選手もいれば逆に腕の力で泳ぐ選手もいる。また、障がいの種類によってスタートの仕方や折り返しの仕方も変わってくる。それぞれの選手がどのような障がいを抱えているかは一目でわからないことも多く、その点レースを見るのが難しいが、選手それぞれの強みを生かした、様々な泳ぎ方が一度に見られるのはとても面白い。

 

【タッピングバーを用いた視覚障がい者選手のターン

今大会には視覚障がいがある選手も多く出場した。視覚障がい選手は壁の位置を目で確認することができないため、写真のように介助者が折り返しの直前に棒で選手の体をたたくことがある。身体障がい者水泳ならではのこの光景に注目だ。

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【大会記録を更新!】

女子400m自由形・女子100m背泳ぎに出場し、100m背泳ぎで1分33秒37という記録で見事に大会記録を更新した鎌田美希(立教大学・S8)にインタビューを行った。彼女は生まれつき両膝から下がない。2014年のアジアパラリンピックにも出場するなど世界の舞台で活躍している。専門の400m自由形では2着に終わったものの、「100m背泳ぎでは中学生くらいから自己ベストが出ていなかったので、ベストが久しぶりに出て嬉しかったです。自信にはなりました」と話したうえで、今後に向けては「専門の400m自由形はまだ調子いい時のタイムに戻ってないのでジャパラ(ジャパンパラ水泳大会)に向けてタイムを伸ばせて行けたらなと思います」と話した。

 

記:広報インターン 伊藤 史織(慶應義塾大学慶應スポーツ新聞会)